経営企画室一年目のブログ

経営企画室一年目の小娘のブログです。

結局、AIは人の仕事を奪うのか。

弥生です。

先日こんなニュースを見つけました。

 

LINEの音声アシスタントデバイスです。音声アシスタントデバイスといえば、Google HomeやAmazonのAlexa、iPhoneのSiriもこれにあたるかと思いますが、機械が人の声を認識して人のアクションに影響を与えるのは、個人的にはとても衝撃的な出来事です。

私が今のIT業界に入社を決めたのも、機械やITが持つ無限の可能性に惹かれたからです。

結局、AIは人の仕事を奪うのか。

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AIは人の仕事を奪うのか。私の考えは、Noです。というのは、無くなる仕事は、既に無くなっても気づかないレベルのものでは、奪われたと認識されないからです。むしろ、我々は便利になったと感じると、考えています。

例えば、レジのおばさんが消えて、機械が商品の合計金額を計算が出ても、我々は奪われたと感じたでしょうか。

答えはNoです。これまでのレジのおばさんを雇ってきたスーパーもいきなりは打ち切ったりはしないでしょう。機械導入の自然な流れは、新規出店のスーパーで「最新設備のスーパー」として自然に溶け込むだけです。 

人が機械に合わせているうちは、劇的に変わらない

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機械が人の仕事を奪うかについての論争ではヤフーのCSOの安宅さんの記事を見たら、更に納得すると思います。

意味を与えるのは人間なのです。AIには常識と文脈を踏まえた判断もできないし、人に伝える力もない。みなさんが思っているような問題解決マシーンじゃないんです」 

人が機械に合わせているうちは、雇用の環境は劇的に変わらないと思います。私達がSiriに向かって「明日の天気を教えて」って尋ねるときに、機械が聞き取りやすい喋り方をしているとおり、今は機械に対して人が適応している段階です。

まだこの段階では、人が機械を便利な道具として使っており、主導権は人にありつづけるはずです。

機械が人に合わせるようになったとき、どうなるか

逆に機械が人に合わせるようになれば、変化が訪れ始めると思います。

機械が判断軸を自分でつくり、「この人の生産性は◯◯%下がっているのでクビにしましょう」「過去の傾向から、今の仕事の適性ではないと判断したので、仕事を変更します」と機械が判断をするようになり、人の思考が停止した時いよいよAI脅威論が深刻化してくると思います。

もしかしたら、人間が仕事をしなくてもいい時代だとしたら、脅威でも何でもなくなると思いますが、どうなるんでしょうね。この時代に関してはまだ妄想レベルにとどめておこうと思います。

読書「リクルートという幻想」

 

 
今週読んだ本は常見陽平さん著の『リクルートという幻想』 。

リクルートといえば、海外M&Aで急成長を遂げている企業なので、タイトルを見た瞬間興味が湧いて手にとってしまいました。 

 

リクルートを多少穿った見方もあるが、多角的な視点でリクルートグループにアプローチを試みた珍しい本である。
 
目次
はじめに――リクルートのことを知っていますか?
1章 リクルートの 「焦り」――話題のCMから読み解く
2章 人材輩出企業という幻想(1)――「リクルート本」 が教えてくれること
3章 人材輩出企業という幻想(2)――採用と起業のしくみ
4章「モーレツ営業」 の虚像と実像
5章 モチベーションとテンションが高い理由
6章 そこに 「新規事業」 はあるのか
7章 リクナビはなぜ批判されるのか
8章 リクルートという幻想を超えて
あとがき
参考文献一覧
初出一覧
リクルート関連略年表

 

リクルートのイメージ

まずはじめにこんな言葉で今のリクルート神話に疑問を投げかけています。
 
 昔のリクルートを知らない若い人と話していると、戸惑うことがある。私がリクルート出身だと知ると、みんなが目をキラキラさせて「リクルート時代の話を聞かせてください!」と言い出す。彼らは「意識高い系」の若者によくいる、「リクルート信者」たちだ。彼らにとって、リクルートのイメージは驚く程に、良い。リクルート事件後に生まれた若者が、社会に出ている。彼らは、リクルートに憧れるだけで、現実はほぼ知らない。
 
私たち新卒世代なら、誰しもリクルートはスゴい!カッコいい。センスがいいって思っている人も多いはずです。実際に私の周りでもリクルート大好きな人はたくさんいますし、大学生の時にあごがれていた先輩も入社しています。
 

リクルートのDNAとは 

さて、本書ではリクルートの企業文化や働いている人たちのモチベーションについて解説しています。
リクルートのCM、リクルートOB、リクルート語録、リクルートの採用の様子や入社式のエピソード、海外事業・M&Aなど、様々な要素から多角的な視点から解説していてリクルートの企業文化を断片的にでも感じることができた。先輩たちが入った理由も少し納得です。
 
読み終わった後に思ったのは、この本を読んだリクルートの人たちはどう受け止めるのだろうかと読み終わった後に感じました。著者の常見さんも最後に『命を懸ける覚悟で批判した』と言っており、リクルートのOBとしてとても危機感を持っている感じ。決算からではわからない内部にいたから感じることもあるのでしょうか。

決算:LINE 2017年第4四半期

弥生です。

本日はLINEについて見てみたいと思います。実は、LINEの2016年第4四半期報告は既に1月25日発表されていたのですが、昨日あるブログを読みとても気になって調べたくなりました。

 


LINE愛溢れる小倉さんがLINEをディスりまくり、愛のムチを振るう内容ですが、これがメチャクチャバズっていました。

そこで今回はLINEの決算内容について見てみたいと思います。f:id:yurukuruyayoi:20170301165627j:plain

広告事業が順調推移、広告でいかに稼ぐかが勝負

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LINEの稼ぎ柱となっているのが、広告事業です。LINEバイトやLINEモバイルなどの新規事業を除き、既存事業で成長を伸ばしているのはこの広告事業だけです。

LINEはメッセージングアプリとしての地位を揺るぎないものにし、そこで集客したユーザーに対して広告を打つ戦略は見事にハマっていると思います。特にタイムライン上で個別最適された広告を表示するパフォーマン型広告の売上の伸びが大きく、有料公式アカウント数も順調に推移しています。

ただ、広告事業でも懸念があります。グラフからも分かる通りポータル広告の伸びがよろしくないようです。ポータル広告はlivedoorNaverまとめからの広告収入です。Naverは特にDeNAWelqの問題が発覚して以降、Naverも厳しい目に晒されています。最近ではこんな署名活動もされているようで・・・

 


この問題に対しては2017年に改善を図る旨が発表されているので、運営者としての企業ポリシーが問われていく点だと思います。

そしてもう一つは、まさに本日のニュースですがFacebookメッセンジャーも広告に乗り出してきました。早速第一弾がこちら。


2017年はLINEとFacebookの広告対決も注目ポイントです。

 

ゲーム、スタンプ事業の右肩下がりが止まらず

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そして、残りのコミュニケーション事業及びコンテンツ事業ですが、両者とも収益があがらず、2015年から右肩下がりの状態が続いています。コンテンツ事業(ゲーム)では、ツムツムのような大ヒットしたゲームがでている記憶もないです。(といいつつ私はLINEポップショコラをしております)コンテンツ事業(スタンプ)の売上状況も同様です。この両事業を改善、または広告事業で余裕を持たせ、LINEモバイルなどの新規事業領域を育てていくことが重要だと思います。

雑記

市場の期待からは外れた伸びではあるとは思いますが、LINEはまだまだ成長できる力を持っていると思います。

このブログを書いてて思うのが、LINEにとっての2017年は勝負の年になりそうなきがします。まだ既存事業で勝負できていると思いますが、2017年に新規事業なり、新しい話題がないと、それこそ市場から「期待ハズレ」だったとなりかねません。

ただ、私もLINEのファンですので、日本の期待を背負う気持ちで頑張って欲しいです!

18卒 マイナビVSリクナビの行方は!?

弥生です。

昨日、大学の後輩と就活について話していたのですが、本日解禁日だったようですね。(そういえば、最近CMもやっていたような・・・)

就活といえば、リクナビマイナビの大手2社のイメージです。私の場合は、どこにエントリーするか決まっていたため、そのリクナビマイナビには登録しなかった派ですが、周りを見ると登録していた人たちが圧倒的に多かったです。

毎年、就活解禁日はリクナビマイナビ両社にとって超大事な日。掲載社数をせーので出し合って競っているそうです。(同期談)では、一体どうなったのか結果を見てみましょう。

マイナビ 2018

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CMにドラえもん黒島結菜さんを起用しておりましたが、個人的には曲しか頭に残っていませんでした。

掲載企業数:19902社(昨年:17142社)

説明会予約可能企業数:9921社

 

リクナビ 2018

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リクナビ川島海荷さんをCMに起用しているそうですが、あまり記憶に残っていませんでした。。。。

掲載企業数:27556社(昨年:22595社)

説明会予約可能企業数:7842社

 

掲載企業数ではリクルートが多く、説明会予約可能企業数ではマイナビの方が多いという結果になりました。※説明会予約可能企業数は現時点では参考値にふさわしくないため、昨年との対比をしておりません。

リクナビが何故、掲載企業数で圧倒的な数を取れたのかといえば、マイナビに比べて無料施策が多いからだと考えられます。無料だから掲載してみるということで掲載企業数がたくさん増えたんだと思います。そのため、クライアントから料金をいただいて掲載者数を伸ばしたマイナビの営業力もすごいと思います。

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ちなみに検索トレンドの比較ではリクナビの方が若干多いという結果になっております。ただ、本質的には今あげたことはどうでもよく、その就職サイトを通じてどれだけ内定を得ることができなのか。費用対効果はどれくらいだったのかを見ないとわからないです。

 

 

結論

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ドラえもん、ごめんなさい。ちょっとノリで書いてみました。

 

 

 

読書「AI時代の人生戦略 「STEAM」が最強の武器である」

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テクノロジーの発展の勢いは留まることを知りません。私もインターネット業界で働いておりますが、この1年で色々なことがありました。どんどん便利なアプリとかでていますよね。

また、私は仕事でも、サービス内で起きた事故に対して、どうすれば改善できるかなどをCSと一緒に話すことがありますが、よく出る意見として「機械(システム)による事故を防止」です。人の目で事故を防ぐよりも機械でチェックしたほうがはるかに優れていますからね。

来るシンギュラリティーの時代

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楽天市場とYahoo!ショッピングどっちがお得?Yahoo!が圧勝でした。 2017年2月

弥生です。

皆さん、ネットショッピングは利用しますか?私はメチャクチャ使います。お米とか重いものをスーパーで買うとか無理ですし。

今まではAmazonをつかっていたのですが、楽天Yahoo!だとポイントがより溜まりそうだと思ったので、早速比較してみようと思います!

 

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楽天市場Yahoo!ショッピングを比較したらこうなった!

では、早速比較してみましょう。今回比較する軸としては、以下の3つにしました。

1.出店数/商品数(品揃え)

2.ポイント還元率(お得)

3.配達スピード(速さ)

調べてみました!結果はこうなりました!参考までにAmazonも比較しています。 

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日商簿記3級-新卒にオススメの資格-

弥生です。

昨日は更新が漏れてしまいました。

本日は日商簿記3級の試験日でして、さすがに前日は追い込もうと誰もいない会社で勉強してしました笑(誰もいないオフィスで勉強は個人的には超はかどるのでオススメです)

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さて本日はこの日商簿記についてです。バックオフィス部門、特に財務や経理などに配属された人たちがまず取るようにと言われる資格が日商簿記です。

私の場合も、経営企画室の仕事においても日商簿記は勉強になるからと受験を勧められてたので受験しました。

日商簿記とは

簿記は簡単に言えば、企業の経営実績(どれくらいお金を稼いだか)と財政状態(今どれくらいのお金/借金があるのか)がわかるスキルです。

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