読書「AI時代の人生戦略 「STEAM」が最強の武器である」
テクノロジーの発展の勢いは留まることを知りません。私もインターネット業界で働いておりますが、この1年で色々なことがありました。どんどん便利なアプリとかでていますよね。
また、私は仕事でも、サービス内で起きた事故に対して、どうすれば改善できるかなどをCSと一緒に話すことがありますが、よく出る意見として「機械(システム)による事故を防止」です。人の目で事故を防ぐよりも機械でチェックしたほうがはるかに優れていますからね。
来るシンギュラリティーの時代
Yahoo!ニュースでこんな記事がでていました。
人工知能(AI)が人間の知能を上回る現象、シンギュラリティー(技術的特異点)が訪れた時どうするかという記事です。
シンギュラリティは人間の社会を変える4度目の革命的出来事になると言われている。
世界中で行われている仕事の多くがAIやロボット、スパコンによって代行可能となり人間の労働が必要なくなってゆくらしい。
シンギュラリティに達するまでもなく人工知能(AI)は発達して、今人間がやっている仕事を代替してゆく。
この記事でも機械が人の仕事を奪うことについて書かれ、シンギュラリティーが訪れた時にあなたはどんな立場にいたいかを問いかけています。
そりゃ機械に使われるのではなく、機械を使う側にいたいですよね。
最強の武器、STEAM
さて、やっと本題に入りたいと思います。そんなシンギュラリティーの時代に備え、人間はどんな武器(知識)を持ち合わせているべきか、早稲田大学ビジネススクール客員教授でもある成毛眞さんが本著で勧めるのが「STEAM」です。
STEAMとは何か。
「Science(科学)」「Technology(技術)」「Engineering(工学)」「Art(芸術)」「Mathematics(数学)」の頭文字です。
それらが何故重要なのか成毛さんの持論が展開されています。
「STEAM」を知らない奴に10年後はない
国民全員が研究者やエンジニアになる必要はないけれど、 国全体の科学技術リテラシーが上がらないと、 5年後、10年後に出現している商品やサービスが魔法に見えてしまう。
結果的に、生きているのではなく、 生かされているような感覚が生まれる可能性があるし、 反知性主義に閉じこもることになるかもしれない。
――成毛 眞
個人的に終章の「ゲームで遊ばないような奴に明日はない」 はわかりやすくてうなずける内容でした。これからの時代は「勉強しなさい」じゃなくて「ゲームしなさい」と子供に言う時代。新しいものに触れ、それがどうやってできているのか、どうしてこの作りにしたのかを考える。
シンギュラリティーの前だからこそ大事な姿勢だと思いました。
AI時代の人生戦略 「STEAM」が最強の武器である (SB新書)
- 作者: 成毛眞
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2017/01/06
- メディア: 新書
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