EC事業者ができる再配達問題の改善策
弥生です。
今日は再配達問題について考えてみたいと思います。
再配達問題は2016年の年末に佐川急便の問題があり、そして今年の2月21日のガイアの夜明けでこの問題について放映がされるなど、現代の問題として大きく認識されるようになりました。
テレビやインターネット上では、解決策に関して様々な意見が出ていますが、ネットショッピング利用者ばかりに努力を求めるものばかりな気がしています。
今日こんなニュースがでていました。
ヤフーは大手ECサイトのYahoo!ショッピングを運営しています。そんなヤフーが再配達問題に取り組んでくれるならばと思い、EC事業者側ができる改善策について考えてみました。
①注文内容確認画面で配達日時を選びやすくするUIに変更
まず思いついたのがこれです。私もよくYahoo!ショッピングを利用するのですが、配達日を指定しようと思っていたら、注文がいつの間にか完了してしまい配達日を指定するのを忘れてしまいます。
その理由は注文内容を確定する画面があまりにも確定を迫るようなUIになっているので、配達日を変更するという思考が薄れてしまうからです。実際に見てみましょう。
こちらがYahoo!ショッピングの注文内容確認画面です。商品をカートに入れて注文に画面進むと上の画像のような画面にいきます。
ご覧の通りまず「ご注文を確定する」ボタンが最初に目立つ位置においてあり、私の場合は支払い位方法さえ確認しちゃえばすぐに確定ボタンを押してしまいます。その結果配達日を選択するのを忘れてしまうのです。
まずは配達日を選びやすくなるようにUIを変更してほしいです。
②ユーザー属性から自宅にいそうな時間をに提案
次に考えたのは、ユーザー属性から自宅にいそうな時間を推察して、注文者に対する宅配時間を提案です。
特にヤフーの場合はマルチビックデータの活用を目指しており、尚且つ他のサービスからもユーザーデータをためているのであれば、他の企業にはない確かなユーザー属性を割り出せるはずです。
これに関しては賛否両論あるかもしれませんが、こういう形でユーザーデータの活用はもっと行っても良いんじゃないでしょうか。
③チャットボットの導入
EC事業でチャットボットの導入を進めてほしいです。EC事業者がそれぞれのアプリにチャットツールを導入するのもいいと思いますが、それだと開発コストも膨大だと思うので、LINEと組んで導入をするのも手だと思います。
ちょうど本日のニュースで「日本直販」のLINE活用がニュースに載っていました。
これがただのCS的な位置づけで使われるのではなく、もっとチャットボット側から「注文していた荷物がもうすぐ届きそうですが、今は家にいますか」ぐらいのコミュニケーションが取れるようにしたら良いなと思います。
我々のアクションとしては、「いる」「30分以内に戻る」「別日を指定」くらいの選択で回答ができたら理想ですよね。
以上私が考えるEC事業者ができる改善策を考えてみました。
同じインターネット業界で働く人間としては、この再配達問題を技術の力でスマートに解決して欲しいです。