経営企画室一年目のブログ

経営企画室一年目の小娘のブログです。

実態のない成長目的でベンチャー企業に就職はダメ

弥生です。

トイアンナさんのブログを読んで、私もベンチャー就職の如何せんについて考えてみたいと思います。

私が働いている会社はIT業界の大手企業です。ベンチャーではありません。しかし、この業界柄ベンチャー界隈の人とはよくお会いしたり、ニュースの感度も高いので色々とベンチャー企業で就職するということは、自分なりに感じることがあるわけです。

 

そこで、私もOBOG訪問のときに「ベンチャー企業の方が成長できますか?」と聞かれるときは、よく質問者の意図を汲み取って答えるように心がけています。

私が意図を汲み取る上で見ているポイントは「なりたい自分をイメージできているか」ということです。

一方でなりたい自分のイメージができていない人、その人の言う成長とやらの先に輝かしい未来が待っているんじゃないかと、ベンチャー企業の就職に過度な期待を持っている人には、とりあえず大企業も受けてみようとやんわり方向を変えてあげます。

何故、「なりたい自分をイメージできている」かを大事にしているか説明します。

ベンチャー企業就職はなりたい自分になるための手段

ベンチャー企業の大半は、1つの尖ったサービスで世の中にイノベーションを起こそうとしています。中にはそのサービスがこけたら会社をたたまなければいけないという企業もあるでしょう。そのため、ベンチャー企業に就職するからには、サービスに共感した上で、自分の時間と能力を注ぎ込む必要があります。

なりたい自分をイメージできている人は、そのために自分が何を成すべきかわかっています。まだうまく言語化できていなくても、言語化できればすぐに動き出せる人たちばかりです。彼ら彼女たちは、ベンチャー企業就職もなりたい自分になるための手段として捉えられていると思います。

その人達はベンチャー企業でやりたいことも明確に決まっているので、就職してからもミスマッチを起こすことは少ないと感じます。

(ただ自分のやりたいことが果たせたら、辞めるとは思いますが・・・)

私もそのような人たちにOBOG訪問を受ければ「◯◯社は今後こういう方向に力入れてるから、君のやりたいことも実現できると思うよ」という風に具体的な会社名と一緒に紹介できたりもします。

実態のない成長目的でベンチャー企業に就職はダメ

そして、一方漠然とした「成長したいんです」という人たちには、ベンチャー企業はあまり進めていません。自分のやりたいこと、なりたいことがイメージできていない人にとって、ベンチャー企業はカオスだと思います。

そして、「成長させて下さい!」と口だけは立派で、何をしたら良いかの思考がまだできていない人が入社することは会社にとっても学生にとっても非常にかわいそうな状況だと思います。

最終的にはきっと想像していたものと違うと結局は悩んでやめてしまうのがオチというのが私の印象です。

 

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まだ自分がどういう方向に進みたいかわからず悩みたい人は焦らず、大企業に入社しても良いんじゃないでしょうか。私自信、今の会社に入ってよかったと思っていますし、大企業でも成長できるとこの1年感じました。というより成長したい人はどこにいっても成長できると思います。