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経営企画室一年目のブログ

経営企画室一年目の小娘のブログです。

片渕監督の公開インタビューを見学しました。〜「この世界の片隅に」のヒットの理由〜

本と映画

弥生です。

前回のエントリーで『この世界の片隅に」について書きました。

このエントリーを書いている前後で、片淵須直監督のインタビューを聞くことができたので、その感想を書きたいと思います。

 

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インターネットで話題が出る限り、映画は続く

 

まずインタビューワーが監督に今回のクラウドファンディングの成功について尋ねると、前作の「マイマイ新子と千年の魔法」のときのエピソードを紹介してくれました。

マイマイ新子と千年の魔法」は「この世界の片隅に」は公開当初はなかなか伸びなかったそうです。悩んでいた監督に「サマー・ウォーズ」の広報の方がTwitterを勧めて始めたところ、リツートや口コミが広がり、公開1、2週目でガラガラだった劇場が3週目で9割ほどの入りになったそうです。それが1年間ロングランに繋がったのですからとてもすごいと思います。

この世界の片隅に」も資金調達の部分で「日常」を描いた作品にヒットの要素がないと資金調達に苦労したそうですが、クラウドファンディングを始めたときにTwitterや口コミ効果で資金調達を成功させました。

監督自身からSNSやインターネットの可能性を語ってくださり、IT業界で働いている私にとってインターネットの素晴らしさを再発見する日だったと思います。

インターネットはたまたまの出会いを与えてくれる

インターネット上には数え切れないほどのページが有り、コンテンツは日々生成され、日々消されていく。その中で「この世界の片隅に」という映画に出会えるというのは軌跡だと思います。私はもともと片淵監督のことはもちろん、過去の作品も知りませんでした。それが町山智浩さんのラジオをたまたま聞いて、興味を持ち始め映画館に足を運びました。

監督はインタビューの中で「インターネットはたまたまの出会いを与えてくれる」と答えており、この出会いはなんて素敵な出会いなんだろうと心のなかで思わずにはいられませんでした。

 

ヒットは必然だった。監督の映画作りの姿勢。

この映画の大ヒットは誰しもが認めるところですが、何故ここまでヒットしたのでしょうか。ストーリーとしての素晴らしさ、絵の素晴らしさなど、いいところはたくさんあると思いますが、私は監督の映画作りの徹底力に感心させられました。

インタビュー中に、物語の世界観を理解するために行った現地の呉での調査の写真を見してくださりました。スクリーン上に映し出された監督のリサーチフォルダにはざっと見たところ数百枚ぐらいはあるんじゃないかというくらいの写真と書類がきちんと整理された状態で保存されてありました。(これだけで私の生涯撮った写真の枚数並じゃないかと思ったくらいです。)

しかも写真を見てすぐに「これは当時の呉の◯◯を知るための写真だよ」と教えてくださり、写真とリサーチ内容がすぐに出てきて監督の作品作りに対するプロフェッショナルな姿勢を感じ、「この世界の片隅に」がヒットしたのは必然だと思いました。

 

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監督自身からインターネットの可能性についてのお話を聞き、私自信も改めてインターネットの魅力を感じることができ、またプロとしての仕事の姿勢を目の当たりにして身が引き締まる、とてもいい機会でした。

 

★「この世界の片隅に」のエントリーはこちら

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