経営企画室の仕事とは? Part2
弥生です。
前回に引き続き、経営企画室の仕事について書いていきたいと思います。
前回の記事はこちら
経営企画室の仕事とは?
私の勤め先などはもちろん言うことはできませんが、いわゆるIT系の会社です。なので、三井、三菱、住友などいわゆる日本の大企業様の経営企画室とは少し経路が違うかもしれません。
しかし話を聞いている限り、大枠では業務内容も似ているところもあったのでご参考に慣れば幸いです。
1.リサーチ業務/データ分析
まず私に与えられた仕事はこの仕事です。経営陣から降りてくるお題をキャッチして、調べて報告する業務です。(予測して予め調べておければ拍手)
例えば、競合他社の決算情報を見て自社のサービスにどれくらい影響があるのか。勝ち筋はどこにあるのか。数字を見つつ考察していきます。
私の最初カカクコムやリクルート、ヤフーなどの決算説明会の資料を見て、どこが伸びていて、自社のサービスにどれくらい影響があるのかなどを提出していました。
文系出身の私は当然P/LやB/Sもわからないところからスタートしましたが、先輩たちにボコボコにされ泣かされながら、サポートしてもらいつつなんとか仕上げております。
2.経営会議の運営(会議準備や議事録など)
毎週、執行役員やそれに準じる人たちが集まって議論をする経営会議が行われており、そのための準備や会議中の議事録の担当などを行います。
執行役員クラスの会議ですので、議題の付議担当者だけでなく参加者全員、気合を入れて臨んでいるので会議の準備はとても重要です。
また執行役員クラスの時間はかなり貴重です。(時給換算で私の何倍なんだろう・・・)なので、運営もスムーズに流れるように工夫が必要で議論が煮詰まるようなら「議論を打ち切り」「継続議論」「仕切り直し」などファシリテーションも必要になってきます。
また経営判断としての記録も残さないといけないので、議事録も書かなければいけません。たかが議事録と思っていたのですが、役員クラスの議事録では、その議事録が後の重要な記録として必要になる可能性もあるので、「なんとなく」で書くことは許されません。様々な関係各所から了承を握り、議事録を完成させます。
3.中期経営戦略の立案
2、3年単位での中期経営戦略を立てるのも重要な役割となります。
正確には経営陣が描いているストーリーを、どうやって形にして社員に落としていくか経営陣と二人三脚になって一緒に中期経営戦略を立てていきます。
私はこの業務にはあまりタッチしておらず、部分的に関係各所から資料を集めをして提出したりしております。
4.特命案件
これはあまりないですが、私の会社では経営陣とCSとの定例のMTGがあります。
そこで顧客から上がってきた声に対して、経営陣らが「これは直さなければ!」と感じた課題に対して調査をして、メスを入れるということもすることもあります。
会社によって役割はどうやら違うよう?
前回のエントリーでも書きましたが、会社が経営企画室に何を期待しているかに寄って役割が変わるようです。
ある会社ははM&Aを専門的にやる部署であったり、新規サービスを立ち上げることなどしているようですね。
まずは2回に分けて、経営企画室について書いてみました。
入り口としてはこんなものでしょう。次回以降はもっと決算のことや、趣味のことについても幅を広げて書いてみようと思います。