決算:LINE 2017年第4四半期
弥生です。
本日はLINEについて見てみたいと思います。実は、LINEの2016年第4四半期報告は既に1月25日発表されていたのですが、昨日あるブログを読みとても気になって調べたくなりました。
LINE愛溢れる小倉さんがLINEをディスりまくり、愛のムチを振るう内容ですが、これがメチャクチャバズっていました。
そこで今回はLINEの決算内容について見てみたいと思います。
広告事業が順調推移、広告でいかに稼ぐかが勝負
LINEの稼ぎ柱となっているのが、広告事業です。LINEバイトやLINEモバイルなどの新規事業を除き、既存事業で成長を伸ばしているのはこの広告事業だけです。
LINEはメッセージングアプリとしての地位を揺るぎないものにし、そこで集客したユーザーに対して広告を打つ戦略は見事にハマっていると思います。特にタイムライン上で個別最適された広告を表示するパフォーマン型広告の売上の伸びが大きく、有料公式アカウント数も順調に推移しています。
ただ、広告事業でも懸念があります。グラフからも分かる通りポータル広告の伸びがよろしくないようです。ポータル広告はlivedoorやNaverまとめからの広告収入です。Naverは特にDeNAのWelqの問題が発覚して以降、Naverも厳しい目に晒されています。最近ではこんな署名活動もされているようで・・・
この問題に対しては2017年に改善を図る旨が発表されているので、運営者としての企業ポリシーが問われていく点だと思います。
そしてもう一つは、まさに本日のニュースですがFacebookメッセンジャーも広告に乗り出してきました。早速第一弾がこちら。
2017年はLINEとFacebookの広告対決も注目ポイントです。
ゲーム、スタンプ事業の右肩下がりが止まらず
そして、残りのコミュニケーション事業及びコンテンツ事業ですが、両者とも収益があがらず、2015年から右肩下がりの状態が続いています。コンテンツ事業(ゲーム)では、ツムツムのような大ヒットしたゲームがでている記憶もないです。(といいつつ私はLINEポップショコラをしております)コンテンツ事業(スタンプ)の売上状況も同様です。この両事業を改善、または広告事業で余裕を持たせ、LINEモバイルなどの新規事業領域を育てていくことが重要だと思います。
雑記
市場の期待からは外れた伸びではあるとは思いますが、LINEはまだまだ成長できる力を持っていると思います。
このブログを書いてて思うのが、LINEにとっての2017年は勝負の年になりそうなきがします。まだ既存事業で勝負できていると思いますが、2017年に新規事業なり、新しい話題がないと、それこそ市場から「期待ハズレ」だったとなりかねません。
ただ、私もLINEのファンですので、日本の期待を背負う気持ちで頑張って欲しいです!